ユーザビリティを追求し、CVRを平均6.5%UP
売上前年比206%を記録した総合ディスカウントショップ
目次
モウモウハウス楽天市場店さんは、総合ディスカウントストアとして楽天市場店で約4,700商品を取り扱う店舗様です。
コンサルティング前の問題には、一部こんなものがありました。
- 統一感がないトップページだった
- カテゴリーがまとまっていなかった
「今たったそれだけのこと?」と思ったのではないでしょうか?
しかし、ユーザーはいつでも「戻るボタン」を押せる状況にあることから、ストレスを感じさせない整理されたページは非常に重要だったのです。
特にモウモウハウスさんの場合、約4,700商品を取り扱っているため、カテゴリーの整理にはとても苦労しました。
コンサルティング後見事に変化し、転換率の平均6.5%アップに成功いたしました。
今回は、どのような経過を経てそこまでの実績が出せたのか1部ご紹介したいと思います。
大きく変化させた2つのポイント
ページやRMS分析をした結果、大きく2つの点を改善したいと考えていました。
1.店舗の統一感を出すためにトップページを変更
まず、トップページを大きく変更したので、Before/Afterをご覧下さい。
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BEFORE
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AFTER
全体的にブランド関連が多くごちゃごちゃした感じが強かっため、飲料水や乳製品をメインとして販売するお店として、イメージの変更を行いました。
それにより数字にも大きな変化があらわれましたので、後ほど数字を紹介いたします。
2.カテゴリーの整理
「選びにくい」「探しにくい」は、転換率を落とす原因の1つにつながるので、カテゴリーを整理しました。
親カテゴリーのページにそのジャンルの子カテゴリーを設定することで、より選びやすさを追求しました。
例えば、ゲームのジャンルカテゴリーは、以下の大カテゴリーしか設定していませんでした。
- ・ゲーム本体
- ・ゲームソフト
- ・周辺機器
変更後は人気商品のアクセス数を基に、更に細分化したカテゴリーを設定しました。
- ・ファミコン
- ・スーパーファミコン
- ・ゲームボーイ
- ・プレイステーション
ちょっとした違いではありますが、ユーザーはいつでも「戻るボタン」を押せる状況にあるため、ストレスを感じさせないカテゴリーを意識して改善を図っています。
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BEFORE
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AFTER
大きく変わった2つのデータ
トップページやカテゴリーページをとにかくユーザーにとって使いやすいを意識した結果2つのデータが大きく動きました。
1.転換率年間平均6.5%アップ
情報量を減らし、選択させやすくしたことで一気にデータに影響がでました。
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BEFORE
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AFTER
注目すべきは、PV数は大きくあがっていないが、転換率があがっているという部分です。これまでたくさんのジャンルの商品をトップページに配置していましたが、情報量を減らしたことによって転換率が改善されました。
2.楽天検索結果の表示件数がアップ
カテゴリーの整理や選択肢を狭めた結果転換率が改善され、楽天サーチの表示件数が飛躍的に伸びました。
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BEFORE
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AFTER
いかがでしょうか?ユーザビリティを向上させることで、副次的な効果もアップし売上アップに成長させることができました。
今後の課題
完全専門店を目指して、現在複数店舗展開に挑戦しています。
選びやすさを追求するのであれば、ジャンルに特化していた方が選びやすいからです。
もし、ショップ内の商品が整理されていない場合、一度ユーザーが使いやすいページとは何か考え、整理してみてはいかがでしょうか?